胆嚢摘出手術の記録(4) 外科の診察、手術日決定と術式説明

胆嚢摘出手術の記録(4) 外科の診察、手術日決定と術式説明

前回のエントリーはこちら。
胆嚢摘出手術の記録(3) 手術適応の判断は如何に? 痛みが強くなり総合病院へ

外科を受診、手術日は2週間後の6月13日に決定

胆嚢の痛みが強くなり、ヘルニアで通院中の総合病院を受診したところ、あれよあれよという間に手術が決まり、翌日には予約していた外科の診察を受けました。

この病院の外科の場合はだいたい、診察を受けた医師がそのまま主治医と執刀医になるパターン。
整形外科と同じ時間帯に外来をされている消化器外科の先生を予約してもらったので、女性総合外来を担当してもらっていた外科の女性医師と入れ替わりに、4月からこちらの病院に転勤してこられた先生が主治医となりました。
30代半ばの男性医師ですが、まあ…滅多にいないようなイケメンで驚きましたね。しかもおしゃれそうで、マスクをしていても漂うフェロモン…モテそう。。
でもね…診てもらえるのに悪い気はしませんが、タイプではないと言い訳しておきます(笑)
さすが、最近の若い先生方は、自己紹介もきっちりされて感じも良い。

で、挨拶もそこそこに、すぐに手術の日程を決めることに。私はもう、痛みがあるので最短ならいつでも、とリクエスト。空いている日ということで、約2週間後の水曜日、6月13日となりました。

術式説明

それから早速術式の説明。外科の診察って手術に特化しているので、無駄がなく早いです、本当に。
先生は簡単な絵を描きながら、どんな手術をするのかを説明してくださいました。

  • 術式は、腹腔鏡下胆嚢摘出術。所要時間は2時間ほどの予定。
  • 全身麻酔で行うため、事前に呼吸機能、心電図、感染症の有無(血液検査)などの検査を行う。また、お腹の中を詳しく見るためにMRIも受ける必要がある。
  • 手術の手順は、炭酸ガスでお腹を膨らませて、へそ、右季肋部に2箇所、みぞおちの計4箇所に穴を開けて器具を挿入。血管や胆管はクリップで止めて胆嚢を切断。切り取った胆嚢はへそから取り出す。
  • 摘出した胆嚢は病理検査に出して、顕微鏡などで悪性所見がないかなどを見る。
  • 入院期間は、3〜5日程度。前日に入院し、手術から3日後に退院する人がほとんど。

話を聞いて、どういうことをするのか理解はできるのですが、実際やることは到底イメージできません。

主治医
なにか質問はありますか?
と聞かれましたが、特に用意していた質問や疑問はなく、口から出たのが、
Yazi
傷口は引きつれたりしますか?
主治医
多少はあるかもしれませんねぇ
と、比較的どうでもいいような質問でした(笑)

ちなみに、腹腔鏡下胆嚢摘出術の術式などについては、こちらのページが詳しいです。

腹腔鏡下胆嚢摘出術について – 名古屋第二赤十字病院

事前に少し予習をしていたこともあって、比較的安全でポピュラーな手術であることを理解していたことと、とにかく今の辛さがなくなるのなら早く手術してほしい、と考えていたので、人生初の手術の割には大した不安もありませんでした。
実際にこの病院の外科でいちばん多い手術が、この腹腔鏡下胆嚢摘出術だということです。

術後辛いと聞く傷口の痛みなども、1cmほどとかなり小さく、さして大きな問題とは考えておらず。
まあ、それが後々、腹腔鏡下とはいえ、全身麻酔の手術を舐めていたなと地獄を見ることになるわけですが…w

説明の後、主治医から提示された手術の同意書に何の躊躇もなくサインをし、術前検査の予約をして診察は終わりました。
入院は前日の6月12日。入院・手術が決まれば、事務の方にその日のうちに「入院支援窓口に行ってください」と言われ、入院生活の流れや必要な持ち物などの説明を受け、薬剤師さんの説明もありました。更には、事務員さんからも説明が。
ありがたいのですが、半年前にも入院しているので知っていることばかりでした。同じことを説明させてごめんなさい(笑)
ただ、予定入院の場合は13時に行けばいいんですね。
前回は救急からそのまま帰れず入院になったので、今回は諸々の手続きも自分でちゃんとやりました(笑)

ちなみに、この直前に受けた整形外科の診察でも、ヘルニアは「これ以上薬で痛みを抑えるのは厳しいですね。手術だと思いますね。。」と言われ、どっちも手術ってどんだけよと、もう笑うしかない感じでした。
どちらの先生にも手術の間隔はどのくらい空けたらいいか聞いてみたのですが、お腹と背中側なので、二人とも「1ヶ月」という答えでした。
まさか、1年に2回も別の病気で手術をするなんて…。

そんな感じで、人生2回目の入院に向けて少しずつ荷物の準備を始めました。

(つづく)

胆嚢摘出手術の記録(5)術前検査と入院準備

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