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胆嚢摘出手術の記録(1) 胆嚢ポリープの経過観察〜痛みが出るまで
エコー検査で胆嚢炎との診断
胆嚢に痛みが出始めてから3ヶ月ほど経った5月。一旦痛みが強くなり始めると、その頻度も痛みの強さも加速してくるもので、さすがにこれは放っておけないなと思い、近くのクリニックを訪ねました。
先生の専門は消化器外科ですが、患者さんの大半は同じ先生が診られている整形外科やリハビリのために来ている高齢者で、私も胃痛や腰痛や乳がん検診、心に関することまで、調子が悪い時には色々なことを相談している「かかりつけ医」です。
今のところに住み始めて以来6年間、定期的に胆嚢ポリープの経過観察をしてもらっていたので、まずはここでエコーの検査をしてもらおうと思いました。
(エコー室へ移動、エコー検査開始)
(診察室に戻り、6年前の画像と比較しながら)
肝機能と炎症反応を調べるために血液検査
胆嚢とは、肝臓の下に張り付いているナスのような形をした大きさ8cmくらいの臓器です。肝臓で作られた胆汁は一度胆嚢に蓄えられた後、胆管を通って十二指腸に流れます。その胆汁中の成分が固まると結石(胆石)となったり、コレステロールが貯まることでポリープとなったりします。
胆嚢が炎症を起こしたり胆石が胆管に詰まったりすると、胆汁の流れが悪くなり、やがて肝機能障害を起こしてしまうため、まずは採血をして肝機能に異常がないか調べようということでした。
その後は看護師さんが採血をしてくれました。いつも息子を連れて行くのですが、診察の間にシールをくれたりして、もう馴染み客(?)みたいな感じになっています。
毎食後にウルソの服用開始
こんな感じでその日の診察は終了。処方箋を持って調剤薬局に行きました。
すると、薬剤師さんが、「このお薬はうちでは取り扱いがないですねぇ。ちょっと近隣の調剤薬局さんにも聞いてみますね」とのこと。
先生からは詳しい説明がなかったのですが、薬剤師さんから「十二指腸」とか「抗コリン作用」という言葉が発せられたのを覚えているので「コスパノン」というお薬だったのかも? 一般的にはあまり処方しないお薬だとは言われていました。
近隣の薬局にもやはり在庫がなかったため、再度先生に確認をしてくださり、そのお薬は無しに。結局代わりにブスコパンでOKということになりました。
他に、胆汁の分泌を促進して、胆汁の流れを改善するためのお薬として「ウルソ」が処方され、その日から毎食後飲むことになりました。
前々から「ポリープが大きくなったら手術」とは聞かされていたものの、ずっと大きくはなっていなかったので手術など夢にも思っておらず。むしろ腰の手術をどうしようとばかり考えていたので、血液検査の結果が手術適応でないことを祈るばかりでした。
(つづく)
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※写真はイメージです。
また、当方は医療関係者ではありませんので、医療・医学的な記述が間違っている可能性があります。
症状や病状には個人差もありますので、自己判断で鵜呑みにせず、必ず医師の診察を受けていただくようお願いします。