腰椎椎間板ヘルニアで救急搬送→入院しました (3) 悪夢再来、週末にかかった入院2,3日目

悪夢再来、週末にかかった入院2,3日目

前回までのエントリーはこちら。
腰椎椎間板ヘルニアで救急搬送→入院しました (1)
腰椎椎間板ヘルニアで救急搬送→入院しました (2)

金曜の夜に入院し、一晩明けると週末になりました。
家族がお見舞いに来てくれる面ではいいのですが、土日はお医者さんはお休み、看護師さんもお休みの人が多く手薄になるようです。
急な入院で痛みが強く、自分で何も出来ない私にとってはなかなかしんどい2日間でした。

脚の激しい痛みは絶え間なく続くので、食欲はなく疲れきっていて、少しの間ウトウトしては目が覚める…の繰り返し。
また、日が昇ると病室の日当たりが良く、暑くて暑くて、ずっと微熱がありお風呂にも入れないので体は汗だくでベタベタ。
そしてずっと横になっているだけなので全身がカチカチに凝っていて、とにかくしんどくてもうボロボロの状態でした。
一応看護師さんは24時間体制なので、体拭きと着替えが1回、導尿の場合は陰部洗浄が毎日ありましたが、顔も洗えず、歯も磨けず。。気持ち悪いですが、自分ではどうすることもできないので我慢するしかありません。
(週末で手配が遅れていたのか、顔拭きタオルとうがい受けとお水が後から出てきました)

痛み止めの点滴は毎朝してもらっているのですが、飲み薬はカロナールのみ。他に神経性疼痛に適用されるお薬があることを知っていたので、お薬を換えて欲しいと看護師さんに伝えてはみたものの、土日はやはり病院全体が休日モードで何も事が進まないようでした。

痛みの辛さに加え、数日経っても全く良くなる気配がない絶望感や、家に帰りたい気持ち、家族に申し訳ないという気持ち、色々な感情がごちゃまぜになって、ボロボロ涙が出てきたりもしました。
そして、またか、3回目は絶対に嫌だな、という気持ちも。

実は出産直後も同じような状態になり、ああ、あの時と全く同じだなあと思いながら今回の入院生活を送っていました。
出産の時は、無痛分娩による麻酔の合併症で脳脊髄液減少症という症状になりました。
ほぼ1週間寝たきりの状態で入院が伸び、退院後も1ヶ月ほどは酷い頭痛に悩まされました。
脳脊髄液減少症については、こちらのブログで詳しく説明されています。

脳脊髄液減少症の原因① ~腰椎検査・腰椎麻酔・硬膜外麻酔による合併症~ – 脳脊髄液減少症看護Mノート

この時は起立性頭痛、つまり頭を上げると激しい頭痛が起こるため、基本は横になって安静にするしかありません。
食事は寝ながら、トイレは頭を上げないように歩いてなんとか行けるのですが、早期回復のため大量の水分摂取を指示されていたことと、産後の悪露でトイレの回数が増えるため、トイレがとにかく辛い状況。夜中には酷い偏頭痛に襲われ、何度か夜中に這うように缶コーヒーを買いに行ったこともありました。
そしてこの時も10月下旬でしたが、その病室も日当たりが良くてとにかく暑く、お風呂にも行けず汗だくでした。
基本は出産直後から母子同室、母乳重視の産院でしたが、出産2日後くらいに頭痛が出てきてからは生まれたばかりの息子のおむつを替えることが出来なくなり、辛さのあまり泣いていたところを看護師さんが声を掛けて下さって、以降はずっと預かってもらっていました。

…思い出すだけでも悪夢再来です。
でも今回は2回目とあり、いい意味で諦めの心境にもなっていました。
自分も家族も辛いけれど、とにかく今は全部お休みさせてもらって治療に専念しよう。徐々にそんな気楽な気持ちに変わっていきました。

(つづく)

腰椎椎間板ヘルニアで救急搬送→入院しました (4)

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