『フィンランド流イクメンMIKKOの世界一しあわせな子育て』を読了

最近フィンランド大使館のTwitterやFacebookに度々登場する「イクメン大使」ことミッコ・コイヴマーさん。
この度フィンランドの子育てについて本を出されたとのことで、興味のあるテーマだったので購入して読んでみました。

福祉国家というイメージが強い北欧諸国ですが、実際に政府はどんな政策を敷いていて、人々は実際どのように暮らしているのかということまでを知る機会はそうそう多くはありません。
その中のフィンランドに関してもやはり同様なのですが、専門家の研究結果やレポートなどを読むよりも、実際に人々がどのような生活をし、どのように子育てをしているのかを知ることができるこの本はとても勉強になりました。

特にフィンランドが男女平等を大切にし、女性の社会進出や男性の育児参加に関する制度が整えられてきたのは、比較的最近のことだったというのは驚きました。
日本は、最近になってようやくそういった制度の整備の必要性が叫ばれるようになってきましたが、実際に快適に子育てができるようになるまでは、まだ随分時間がかかりそうな気がします。
この本を読んで、フィンランドの制度を羨むだけでなく、ここから学べることを日本の将来に生かしていくことができればいいなあと思います。

ちなみにこの本は、子育ての話だけではなく、フィンランド料理のレシピや旅行プランの紹介などもあるので、フィンランド好きさんには更に楽しめる一冊になっていますよ。