冷静と情熱のあいだ

時間がいくらっても足りない。

シゴトはそこそこに。
ゴハンはちゃんと作りたい。
好きな音楽を聴きたい。
DVDだって買いたいし観たい。
読みかけの本を読みたい。
たまったメールの返事をしたい。
洗濯したい。
服を買いたい。
冬支度の買い物に行きたい。
髪を切りたい。
おしゃれなレストランに行きたい。
友達と遊びたい。
ここも更新したい。
7時間くらい寝たい。

そんな感じで、どんどんしわ寄せが来ている毎日。
それでも、これを全部実現すれば自分の中の「スローライフ」だったりする。
私の定義は、私が決める。

今日は何をしようかと迷って、結局は料理とDVDをメインに充てた。

日本で見て以来、「冷静と情熱のあいだ」のDVDを発見してなんとなく手に取る。
あの映画をやっていた当時、私は社会人になったばかりで日々に追われ、ヒロインあおいのような海外で気ままにゆったりと暮らす女性に憧れた。
そして忘れられない誰かを思いながら、よく辻仁成の文章に自分を重ね合わせたものだ。懐かしい。このタイトルを目にすると、なんとなく生きていることを実感させてくれるし、哲学的な響きで好きだ。
あの頃は何かに夢中になりたくて、必死でもがいて、そんな中にもいつも冷静な自分が自己分析していた。今でも自分のその辺りは変わっていない。だけど実感する出来事が少なくなってる。
でもそれはあのときの理想。きっとみんなが経験しているような、若いなりの苦しいことを乗り越えた証拠。人生にとっては、スパイスになるかならないほどの、取るに足りない出来事だったかもしれないけれど。

ここからはおまけ。
DVDを見ようとテレビをつけると、音楽チャンネルではたまにチェックする「娱乐在线」の時間。見ているときに限ってはずれが多いので、今日もそのままAVモードに切り替えようとしたんだけど、第六感が働いたかなんとなく気になってテレビへ逆戻り。
すると「南宁民歌」コンサートの模様から、蔡依林の歌う姿が映し出される。これって確か周杰倫が出演したやつだったよね!?するとやはり次には周杰倫の「雙截棍」を歌う姿が!
後ほどインタビューもあり、ほんと久々にジェイのインタビュー映像を見た。
内容は「僕の歌は中国風のものが多いよ」などとコンサートに関連したもの。
途中質問されたわけでもないのに「对呀对呀对呀对呀」と連発していたのが謎。
それでも好きです、そこも好きです(笑)