腰椎椎間板ヘルニア 保存療法の経過 (1) 退院後1週間で救急受診

腰椎椎間板ヘルニアの激しい痛みで入院、退院してから約3ヶ月が経ちました。
入院中のMRI検査でヘルニアと診断され、特に手術などを勧められることはなく保存的治療を続けてきました。
そこで、この3ヶ月間の経過を記録しておきます。

●2017年11月23日の退院〜12月14日の外来までの3週間
退院の日に処方されたのは、リリカ1日2回、ノイロトロピン錠剤とメチコバールを1日3回。
退院時には右下肢の感覚はまだかなり鈍く、右足に体重をかけられないので左足でかばう格好になり、少しびっこを引きながら歩ける状態。重度の腰痛と臀部痛もまだ残っている。
育児はまだ当分無理そうなので、息子は夫の実家で引き続き預かってもらい、自宅で静養。
病院内で散歩をしている段階ではかなり痛みは軽減したように感じていたが、自宅に戻ると、椅子やこたつの立ち座り、数段の階段、入浴など、ふとした日常の動作で腰に負担がかかることを実感。

退院から数日後に心療内科の通院予定があり、自転車には乗っていいとのことだったので従来通り自転車で通院。
痛みや痺れが強くなるなどの問題は特になかった。
あまり安静にしすぎるのも良くないかと思い、毎日1km程度の散歩をしたりしながらも、掃除や料理など腰に負担のかかることは極力避けて安静にする時間を長く取っていた。

1週間後の11月30日、臀部痛が急に悪化。仙骨の奥あたりがズキズキとするような痛みで、足の痺れや痛みは変わらない。
その夜から痛みで眠れず、立っていても座っていても常に痛みが走る状態に。
翌日は金曜日だったので不安になり、病院に電話をかけ症状を伝えると、「主治医はオペ中で来られないけど、救急外来で診るので今から来てください」とのことで救急外来を受診する。
救急センターにいるのはほとんどが医大を出たばかりの若い前期研修医で、診察してくれた若い女医さんにお尻まで出して触診されるも「分からない」と後ろでベテラン医師に相談しているのが聞こえる。
分からないって、そのままヘルニアの部分にまた痛みが出てるだけだよ…処置は痛み止めか最悪ブロック注射でしょ…と思いながらまた待合室に戻される。ベンチで待つのも立って待つのも痛くて、なぜか歩いているのが一番楽。
その後診察してくれたのが、ご本人もヘルニア持ちという救急センターの部長先生。
救急搬送時には仙骨ブロックが効かなかったと言うと、「でしょうねぇ」と。
そして、もう一つ神経根ブロックというのもあるよと説明を受ける。それはX線で神経の位置を探りながら針を入れていき、痛みの出ている神経に直接注射液を入れるというものらしい。
それがその先生も受けたことがあり、痺れ以上の痛みで悶絶級らしい。しかも自分の場合は1時間で効果がなくなったと。
それを聞けば受けたいはずがない。しかも今は痺れが酷いわけではないので遠慮する。
それから「効かないとは思いますけど」と前置きされて「ボルタレンの坐薬を試してみますかと」提案される。
受診前にロキソニンを飲んでいたが効果がなく、自分でも期待はできないだろうなと思いつつも、それくらいしかないだろうなと処置を受けることに。
実際効果はあまりなく、1時間ほど安静にした後そのまま徒歩で帰宅。
坐薬の効果なのかは不明だが、徐々に痛みは軽減した。

当初は1週間静養して息子を帰宅させようと思っていたので、身軽なうちにと毎日外出していたのが良くなかったのかも。
その日以来やっぱりまだ安静第一なのだと思い知り、義母も「まだ無理やな」と察してくれて、息子はもう少し預かってもらうことになった。
動くのは近所の散歩程度に留めて安静にする時間を増やすと、次第に痛みや痺れは軽減してかなり楽になった。

12月14日、退院後初めての外来受診。
この日に限って前夜から雪が降り積もり、自宅から1km弱の病院まで雪道をとぼとぼ歩いていく。
積雪のせいなのかわからないが、1人待っただけですぐに終了。
かなり痛みや痺れは楽になってきたことを主治医に伝えると、「薬減らしますか?」と言われるも、「子供が帰ってくるのと年末年始を挟むので、とりあえず現状維持で」と量はそのままに。
帰りも雪道を歩いたせいで、滑らないようにと変に足腰に力が入ったせいか、腰痛と臀部痛が悪化してしまった。
いつものことだけど病院は疲れるなあ。。

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