「首こりは万病のもと」について考える

ちょうどヘルスケア関連のことでも書いてみようかなと思っていたのですが、こんな本が今日発売されたそうなので取り上げてみたいと思います。

「頭」を支える首は、筋肉疲労を起こしやすい部位。だが、筋肉疲労が重なると、今まで治療法のなかった頭痛、めまい、自律神経失調症、うつ状態、パニック障害、ムチウチ、更年期障害、慢性疲労症候群、ドライアイ、多汗症、機能性胃腸症、過敏性腸症候群、機能性食道嚥下障害、血圧不安定症、VDT症候群、ドライマウス等の疾患が現われる。本書では、これらの疾患から脱する術と予防法を解説。首を酷使する現代人に警鐘を鳴らす一冊。

一目見て、半年ほど前までの自分のことだと思ってしまいました。
それが、今では辛い症状はかなり軽減されてきて、調子もよくなってきました。
私の場合の、首こりが引き起こした症状と改善までの対処方法をまとめてみたいと思います。

首こりから体調を崩すまで

【上海在住】
合わない枕を使用

首がこり始める

PCの作業時間が増える

慢性の肩こりと冷え性になる

PMSや生理痛が酷くなる

胃腸炎を頻発

【東京在住】
慢性疲労が気になり始める

ぎっくり肩のような症状で数日動けなくなる

自律神経失調症発症

めまい発症

急性胃潰瘍発症

ざっとこんな感じで、年月を経るごとにどんどん症状が悪化してました。
上海に住んでいたのが25歳くらいのときだったので、女性の体調の変わり目と思っていたのですが、それだけではなかったようです。
最初に目に見えて不調を覚えるようになったのが、合わない枕を使ってから。
上海にはなかなかいい枕がなくて、部屋に備え付けのベッドも硬かったので、眠りも浅く、常に首の痛みに悩んでいたことを思い出します。
肩こりやPMSが悪化したのもちょうどこの頃でした。

さらに、その後拍車をかけたのが東京でエンジニアとして働いていたときの生活。
毎日12時間PCと向き合い、常にプレッシャーに晒される毎日でストレスは心身共にピーク。
PMSと生理痛は悪化する一方で、毎月会社を休むように。
中国のように気軽にマッサージにも行けず、寒い冬の時期には、目が覚めると動くのも辛いほど肩が痛くなり、形成外科に通ったこともありました。
そのときに撮ったレントゲンで、普通の人と首の骨の湾曲方向が逆なので疲れやすい首だとも言われ…
その後、胃潰瘍やめまいなどの症状も頻発するようになり、これでは体が持たない…と退職して実家に戻り今に至ります。

私の場合はちょっと極端かもしれませんが、首のこりにはずっと悩まされてきました。
なのでこれらの症状がすべて首こりに起因していると一概には言えないとしても、かなり思い当たる節があります。

今では、仕事をしていないというのも主たる理由ですが、少し気をつけるだけでこれらの症状は大幅に改善されました。
どれも簡単なことなのですが、順番に挙げてみます。

体調回復のために気をつけたこと

ストレスをためない

仕事してないので当然ストレス激減ですが…w
悩みごともネガティブになってきたら考えるのをやめるようにしています。
常に家族がいるので、話をするのもよい気分転換になっているようです。

適度に運動する

スポーツほどのことができなくても、毎日最低1.5km以上は歩くようにしています。
10分程度歩くだけでも代謝が上がって体質改善されるのだとか。

ちなみにウォーキングの際に使っているアプリはこれ。
歩いたコースと距離、消費カロリー、ペースを表示してくれるので便利です。

» RunKeeper Pro – FitnessKeeper, Inc. (iTunes/無料)

体を冷やさない

肩こりや生理痛にはこれが要です。

  • 肩を冷やさない。
    室内でもタートルネックの服やネックウォーマーなどで常に冷やさないように工夫を。冬は下着にキャミソールは着ず、半袖か長袖で肩を冷やさないようにしています。
  • 肩や首のこりがひどい場合は温める。
    レンジでチンする温熱ピローを当てています。

    KIRIBAI あずきのチカラ 首肩用
    KIRIBAI (2009-09-30)
    売り上げランキング: 495

    使い捨てだと「めぐリズム」の温熱シートもおすすめ。

    めぐリズム蒸気の温熱シート 8枚
    JOVY
    売り上げランキング: 25025
  • 足は絶対に冷やさない!
    冬場はお風呂から上がったらすぐに靴下をはきます。またタイツは80デニール以上。ブーツの場合だと中はレギンス+ヒートテックソックスが最強。

    つま先暖か右と左のあるフリースルームソックス-無印良品
    足の冷えは特につらいもの。我慢せずにこたつや電気毛布も使って常に冷えないようにしています。
  • 生理中は温める!
    夏でもレギンス、冬はカイロが必須アイテムです。

  • 腹巻でお腹もガード。
    冬はもちろん、夏にエアコンをつけて寝るときにはお腹の冷えが気になります。そんなときに活躍するのが腹巻。
    今年は腹巻つきのボトムがちょっとしたブームになりましたが、ブームに終わらず使い続けたいと思います。
    ちなみにウンナナクールは腹巻が充実しているブランド。
    ニットやストレッチ素材の腹巻のほか、腹巻つきのパンツ「ハラパン」もあります。

    【ウンナナクール】「ちょっとカッコいい女の子」のインナーブランド。シンプルな中におしゃれのエッセンスをちょこっと効かせたインナーウェアがいっぱい! お手頃感も魅力です。

    さらに、冷たい飲み物は本当に全身が冷えるので、夏でも冷たいものはあまり飲まないようにしています。

こりはその日のうちにとる

これがわかっていてもなかなかできないもの。
数々のマッサージ器具を試した中で、これは効く!というものはこの2つ。

薬に頼らない

どこか不調になると、とりあえず薬を飲んでみようかなと思ってしまうもの。
でも、病気は生活習慣によるところが大きいので、それを変えず努力せず治すというのはそもそも無理なお話。
私も漢方薬を飲んでいた時期がありましたが、目に見えて効果があったわけではありませんでした。
どうしても症状が辛いときにはもちろん我慢せずに薬を飲んだほうがいいですが、常日頃から自分の体をケアして、病気になりにくい体にする努力も必要だなと思いました。

こちらの記事もどうぞ