2006. Apr. 15

吉林省出張

今週3日間、吉林省に出張していた。
北朝鮮とロシアの国境に位置し、ここの人たちは半数ほどが朝鮮族。
街の看板には漢字とハングル文字が併記されている。
4月だというのに、道路脇には雪や氷の張った川が見え、吐く息も白い。
60年前には多くの日本人が戦った場所。
今でもその名残は消えず、むしろ昔から変わらないのどかな田園風景の街に、生々しい傷跡が残っているように見える。
写真は日本軍が作ったという橋。その向こうは北朝鮮。
今の情勢を予測していたかのように、橋けたは落とされ渡ることができない。

22:53 | China, Shanghai | comments (0) | trackbacks (0)

2006. Apr. 5

快夏天来了

上海には春がない。
桜の咲く週末は夏のような日差しで、半袖でも歩いていると汗がにじんでくる。
日が傾きかけた頃、ようやくカキ氷とシャーベットにありついた。
街の即席市場にはスイカやマンゴー、バナナなど夏を彩る果物が山積みだ。
季節のコントラストが強いほど、時の流れも早く感じてしまう。
今日は上海に来て、2周年の記念日。

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2006. Mar. 6

1931

すっかり春の陽気の日曜。
お散歩がてら南京西路から茂名路を南へ辿り、静かなカフェでティータイム。
有名なお店ではあるが、休日の午後にもかかわらずお客は少ない。
レトロなグラスに注がれた甘いグリーンティーのシェイクをすすりながら、彼女の恋の話に耳を傾けること1時間。

タイムリミット。
あと数えるほどしかない週末。
上海、香港、東京、アメリカ、そして神戸。舞台は変わっても終わらない。
2008年の自分はどこにいるのだろう。

1931。この街の栄華はこのときから始まった。
2008。誰もが続くと信じる今の栄華も、このときまではきっと。

■1931
上海市茂名南路112号
TEL:021-64725264
11:00~翌1:45 無休

12:19 | China, Shanghai | comments (2) | trackbacks (0)

2006. Mar. 6

ZARA Shanghai

お待ちかね!オープンしたので行ってきました、ZARA上海店。
[ZARA] http://www.zara.co.jp/

ようやくお手頃価格で買える、シックでかわいいヨーロッパブランドが進出してきました。
お値段は意外にも日本と同じくらいのお手頃価格をキープ。
ラインナップはおそらく全世界向けと同じようで、特別に中国仕様ということもなし。
とりあえずは下見ということで、長蛇の列をなす試着室を尻目にぐるぐると店内を2,3周。

ZARAを初めて目にしたのは2年前のスペイン旅行のとき。
その後あっという間にワールドスタンダードなブランドになってビックリ。
マドリッドで若い女の子がこぞって「ZARA」の看板の店に入り、紙袋を提げて歩いているのを見て、そんなに人気があるのかーぐらいにしか思っていなかった。
セラーノ通りというハイソなブランドショップストリートに位置する、本店と思しきショップも少し覗いてみたけど、当時はいかにも大味なヨーロッパブランドという印象しかなかったはずなんだけど。
翌年には日本進出、地元の京都にもショップができて、そのコストパフォーマンスとセンスのよさに驚いたものです。
しかしサイズが大きいのが玉に瑕。去年日本で買った春物ジャケットも、袖と肩幅が大きすぎて結局着てないんだよな。。
今後のサイズ展開に期待。小柄なアジア人に受け入れられるか、ポイントはここのような気がします。

11:05 | China, Shanghai | comments (3) | trackbacks (0)

2006. Jan. 5

新年・怀念

今となっては、その記憶すら定かでない。
夕暮れだったか、果たして夜更けだっただろうか。
雨が降っていたような気もするし、乾いた真っ暗な空の日だったかもしれない。

市内の南方から南京路までタクシーを飛ばす。
いつもとは違うルートでこの日は高架道路を走らず、車はいつの間にか租界時代の魔力に誘い込まれるかのように、当時の洋館が立ち並ぶお屋敷街を滑り始めていた。
宛平路、永福路、それから復興路を横切り湖南路へ。
迷路のように延々と続く白壁の間をプラタナスの街路樹が鬱蒼と茂り、交差点近くの露店で煌々と照らされる裸電球だけが冬の景色を寂しく彩っている。
そこにはあの、滾るような中華の色合いは感じられない。

表通りには、波のように押しては返す人々の流れと、物言わずとも饒舌に欲望を語り出す摩天楼と鮮やかなネオンサイン。
この街には、希望や焦燥感に胸を膨らませて迎える新年よりも、行く年への愛惜の念だけで心が満たされるような、そんな過ごし方が似合っている。

上海の光と陰が、紅一色に色づく唯一の季節。旧正月がまもなく訪れようとしている。

16:24 | China, Shanghai | comments (3) | trackbacks (0)

2005. Dec. 28

フォト 冬天的色彩



BoPoMoFo 新作フォトアップ。

先日の周杰倫コンサートの際に訪れた広州。
誰もがご存知、広東省の省都である。
南方に位置するため気温は冬でも温暖で、12月なのにかわいいピンクの花が咲き誇っている。
家の造りや、町並みにも少し南国の雰囲気が感じられて、寒い上海を脱出したような開放感。
食は広州にあり。おいしいものいっぱい食べるぞー、などと意気込んでいたのは最初だけ・・・。
結局2日連続でホテルのレストランで食事。どんだけ出不精なのか。。
広州の言葉はもちろん広東語。少し飛行機に乗って出かけただけで、まったく違う方言を話す人たちがいる。
さまざまな言葉が入り混じる中国らしい混沌と、南国ならではの鮮やかな色彩。
そんなごちゃごちゃ感がわけもなく愛しい。

14:04 | China, Shanghai | comments (3) | trackbacks (0)

2005. Dec. 12

一足早いクリスマス



この週末は一足早いクリスマス。
しとしとと降りしきる雨の中、外灘18号のクリスマスデコレーションを楽しんだ後は、La Villa Rougeでフレンチのディナー。

La Villa Rougeは徐家匯公園に佇む洋館のレストラン。
昔はレコーディングスタジオだったこの建物で、中国の国歌も生まれたのだとか。
1階はバー、ラウンジ、シガーバーで、夜にはジャズの生演奏も。
2階の暖炉やテラスのある部屋の壁面には、当時のレコードや写真が飾られている。
注文したのはティスティングと名のついたコース。
日本人シェフの作る、贅沢な素材を使ったなんと9種類ものお料理が出てきて、和食のテイストを取り入れたものもいくつか。
見た目もお味もお腹も雰囲気も・・・すべてをパーフェクトに満たしてくれる。
大切な人との時間。おしゃべりにも華が咲いて、コーヒーを飲み終えたときには4時間も経っておりました。

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12:11 | China, Shanghai | comments (4) | trackbacks (0)