腰椎椎間板ヘルニアで救急搬送→入院しました (2) 病室へ、痛みで眠れぬ入院初日

病室へ、痛みで眠れぬ入院初日

前回のエントリーはこちら。
腰椎椎間板ヘルニアで救急搬送→入院しました (1)

入院が決まると書類が色々と必要になります。
事務的な書類は夫に書いてもらい、その他食物アレルギーや個室・大部屋の希望などの書類に記入して(痛みでほとんど覚えてない)、早速病室へ移ることになりました。
個室はもちろん料金がかかりますが、4人の大部屋は室料不要。まあとりあえずはそれでいいか、それもいい経験になりそうだし…とそんなことは頭の中で考える余裕がありました。

救急センターではストレッチャーに寝ていたので、既に待機していた病室用のベッドに移され、そのままエレベーターに乗って移動します。
もう、天井しか見えず、どこなのか全くわかりませんが、とりあえず用意された病室にそのまま入っていきました。
そして「何時?」と夫に聞けば、もう6時前。あっという間に時間が経っていました。搬送されたときの痛みを思えば、ブロック注射の効果が少しは出ていたようで、激痛とはいえ7〜8割ぐらいの痛みにはなっていたような気がします。

病院の夕食は午後6時。
ほどなくして食事が運ばれてきましたが、自分では食べられないので夫に食べさせてもらいました。
見えない所に置かれていたのと、痛みで何を食べたのかほとんど覚えていません。
朝食にバナナ半分と豆乳をコップ半分飲んだだけで何も飲まず食わずだったので、喉は渇いていましたが食欲はありませんでした。

因みに食事用の箸やスプーンなどは付いてこず、お茶も出ないので、中に入っているコンビニで買ってきてもらいました。
テレビと冷蔵庫は有料で、プリペイドカードを購入して差し込むシステムになっています。

点滴

そして夕食後には、痛み止めのノイロトロピン注射液とビタミン剤メチコバールの点滴をしてもらいました。
患者誤認防止のため、バーコードがついたリストバンドをつけてもらい、読み取った上で処置をしてもらいます。

この日は金曜だったのですが、夫と話していたのは、月曜から息子の面倒をどうするか。
一時保育は事前登録が必要だし間に合わない、義母に来てもらうにも負担が大きい…ましてやもっと離れた私の実家の親も頼りに出来ない…親元が近くでない場合に直面する問題です。
結局は、県内の夫の実家で預かってもらうことになり、夫は仕事の後、今の自宅や病院と実家とを交互に帰ることになりました。
こちらに帰る時は私の見舞いに、実家には息子を預けっぱなしだと心配なので、パパの顔を見れば安心するだろうということで。
それなら夫の職場から自宅も夫の実家も同じくらいの距離だし、夫の負担も幾分軽減できる。
そんなことを考える猶予があって、これが金曜で本当に良かったです。
とは言え、ワンオペ育児の母親が突然入院となると、家族は本当に大変だと思います。
迷惑かけて申し訳ないなあ…と、ずっと、今でも思っています。
やがて8時までの面会時間が来てしまい、家族は帰っていきました。

そして消灯前、夜勤の看護師さんが来てくれたのですが、朝からトイレにも行っていないとのことで、寝ながらお尻の下に当てるような小さな便器のようなものを持ってきてくれました。
もう腰から脚にかけての痛みも強く力も入らないし、心理的にも姿勢的にもいつもと違うやり方で用を足すのは無理でした。
また、炎症のせいで熱もあり、水分もとれなかったので尿意もほとんどなかったのかも知れません。
結局は導尿カテーテルを入れてもらい、その上にパッドとおむつという格好に。
この年で大人用おむつにお世話になる日が来るとは…。
でもトイレにも行けない以上仕方ないし、我慢する必要もないのでまあいいか…と諦めていました。

9時の消灯後も、ものすごい腰痛だったので病院の硬いベッドが合わず、脚も常に激痛が走っていたので、疲れていたのですが持参した眠剤を飲んでも眠ることができません。さらには病院の乾燥した空気と暑いくらいの室温の中、微熱もあるので汗だくで、1時間ほどウトウトしては喉が乾いて目が冷める、ということを繰り返していました。
すると見回りの看護師さんが声をかけてくれたのですが、「痛くて眠れないです」と言うと、「じゃあ明日の朝の痛み止めのお薬、今飲みますか?」と持ってきてくれました。
それがカロナールという子供や妊婦さんでも飲める効き目の弱いお薬で、私は胃が弱いと申告していたのでこちらを出してくださっていたようです。確かにロキソニンなど強いお薬は胃を荒らすので、あんまり飲みたくはないですが、これは効かなすぎる…。
カロナールは過去に飲んだことがあり、軽い頭痛でさえもほぼ効き目を感じたことがないので、はー、これじゃ同じだろうな…と思いながらも飲んで寝ました。…というか、やっぱり効かないので朝まで眠れませんでした(苦笑)

(つづく)

腰椎椎間板ヘルニアで救急搬送→入院しました (3)

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