お菓子はほとんど食べないのに、たまに猛烈に食べたくなるときがあって、それは決まってチョコレートかケーキ。
日本製のチョコレートを1.5倍の値段でも買ってほとんど平らげてしまう今日はちょっとストレス度数高めらしい。
道理で体の調子が悪い。仕事のことを考えると浦東へ外出できることばかり楽しみにしているし。
もうすぐ中国では旧正月を迎える。
こちらの人たちにとっては1年で最も重要なイベントらしいが、その前の賑わいを始めて目の当たりにしてみてもこちらの街は本当に変化を見せない。
上海は日々変化しているというイメージがあるかもしれない。
でも私が感じる上海は、きわめて無表情な面しか見えない。
誰がどこで何をしようと、どんなことが起ころうと、すべてを吸い込んでしまうようなかすんだ空が頭上に広がっていて、誰のどんな力も及ばない。そんなイメージ。
それがときに辛くあたり、ときにとっても安らぎに思えたりする。
こんな日にはチョコレートの幸せな口当たりが、とっても心地いい。
