エキサイティングな職場 [企業運営と労使間トラブル編]

書くまいか迷ったけれどやはり看過できないのでこの話題でも。

上海カネボウ化粧品の中国での販売停止
日系化粧品会社で出勤拒否 対中進出企業で最大規模

中国に進出している外資系企業では、経営側の知識不足による法規違反や、現地従業員とのトラブルが耐えない。
これまでもそんな話は耳にたこが出来るほど聞いたし、実際職場での噂や揉め事なんて日常茶飯事だった。
特に知識のない外国人幹部に対する現地従業員の不満は大きく、もし会社側に瑕疵があったりすると不満が募ったときに一気に爆発してしまう。

経営側は法律の遵守は当然のこと、労務管理にも相当気を使わなければならない。
財務の水増や商品の横流し、情報漏えいだとか・・・日本では想像がつかないようなことが起こる上に、さらに外国人の上司としての信頼関係まで得なければいけないのだから並大抵のことではない。

中国に進出してくる企業は日系企業だけでも1日2社の計算になるという昨今、中国に出れば儲かるなんて安易な考え方で十分な知識のないままトラブルに巻き込まれてあえなく撤退、なんてところも少なくない。実際今までの進出企業総数の半分が既に撤退しているらしい。
このような事実を見ていたら、どれだけの企業が何の問題もなく順調な経営状況にあるのか、そちらを探すほうが難しいような気がする。
今までの経験がちょっと極端ですか??

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