2010. Feb. 7

木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン/出発―6人のアーティストによる旅

東京都写真美術館で開催されていた木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソンの展示と、新進写真家の旅の展示を見てきました。

木村伊兵衛とブレッソンの作品は、東洋と西洋という全く異なる文化に生まれたにも関わらず、どこか通じるものがあり、彼ら2人の親交が深かったことがそれを物語っています。
2人の作品が同じスペースに並んでいても、なぜか全く違う色を発さず、むしろ溶け合っているかのような存在感。
広角でどこか風刺の香りのするような風景をとらえたかと思えば、被写体の射るような眼光まで感じるようなポートレートもあったり。
彼ら2人の写真は、作られたアートではなく、ありのままを切り取った芸術だなあとしみじみ感じ入ったのでした。

今回は階下で同時開催されていた、6人の新進写真家の旅をテーマにした展示も観覧。
百瀬俊哉さんと内藤さゆりさんの作品が特によかったです。
百瀬俊哉さんは、「東京=上海」という写真集で作品を見たことがありました。
やっぱり自分と近しいテーマで写真を撮っている人は、何を撮っても(勝手に)自分と同じフィーリングを持っているような気がしてならないのです。
今回はインドを撮ったものだったのですが、くっきりした色と猥雑な街の雰囲気にどんどん引き込まれていました。

内藤さゆりさんは、女性ならではの光や色の取り入れ方がまさに私好み。
被写体もほっとするようなやわらかい雰囲気のものが多くて、こんな写真撮りたいなあと思わせてくれるような、新鮮なインスピレーションをもらいました。

木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン 東洋と西洋のまなざし
日本の新進作家展vol.8 「出発-6人のアーティストによる旅」

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