2006. Oct. 17
おわかれ
だいすきなひとと、おわかれすることになった。
時間の経過や環境の変化というものは、容赦なく私の心や生活の一部をねじ伏せ、そしてそれを風のようにさらっていく。
いつかは、必ず訪れること。
初めてそれに気付いたときの、不安と怯えと涙はもうない。
あまりにも急な知らせだったはずなのに、私の心にはむしろ妙な安堵感が広がっている。
その味は、少しほろ苦い。
君と一緒にいたとき。
私は良くも悪くも、子供でしかいられなかった。
ただただ、自分の感情を表に出すことしかできず、君の存在に甘えていた。
そんな君は、もうすぐ私の前からいなくなる。
時が経ち、かたちは変化しようとも。
ずっときみが、だいすきだ。
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2006. Oct. 8
秋に生まれて
10月1日から今日まで、中国は国慶節の休暇。
人混みの観光地、中秋の名月、ライトアップされた高層ビルを眺めながら、いつもは辿り着かない場所まで思いを巡らせてみる。
2日後には28歳になることを潜在的に意識していたのかもしれない。
ごく自然に半年先までの予定が脳裏に刻まれて、そのときそのときの心境までもが、先立って胸の中に沈み込んでいく。
彼女と出会ったとき、彼女は28歳だった。
23歳になったばかりの私は、彼女が「この歳になると・・・」と口癖のように言うのを不思議に思っていたことを思い出す。
そんな彼女と同じ歳になる。
20代の5年という歳月は実に目まぐるしくもあり、単調な人生の始まりの予感をも与えてくれた。
これが一生続いていくのか、そんな思いに反発するように。
常に刺激と変化を求め続けること、今はそれが限られた思考の中で、たまたま私に与えられたものなのだと覚悟するしかない。
久しぶりの彼女からの便りに、少しほっとしていたりする。
彼女からすれば、私も同じことなのかもしれないけれど。
誕生日が近づくとどこからともなく沸き起こる、秋の夜長の物思いと人恋しさと、年齢を重ねることの少しこそばゆい感覚。
そんな感覚が、どこかいつもとは違う新しい心境を生み出すのだ。
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